令和7年度 特別セミナーを開催しました
兵庫建設会館アクシスホールにて、4月18日(金)に特別セミナーを開催しました。
当研修会は、3ユニットの講習です。
定員150名のところ、150名の方にお申込みいただき、
内12名の方がご欠席で、138名の方が受講されました。
受講いただいた皆様、ありがとうございました。
当セミナーは、受講者アンケートの
「災害復旧工事の実務経験者の話を聞きたい」
「他社の試み、創意工夫を聞く機会が欲しい」
といったご意見を複数頂戴したため、企画いたしました。
最初にご登壇いただいたのは、
株式会社香山組 DX推進部 部長の寺田様です。
当セミナーのために、大変分かり易い資料を作成していただき、
受講者の方にとって実りのある内容にしたいと意気込み、ご講演いただきました。
演題は「未経験者の力で変革する建設業-働き方改革と担い手確保の実現-」
若手・未経験者には任せられないといった考え方を捨て、
まずは自分の会社から、そして建設業界を変えていこうという姿勢。
建設業の人材不足を解消するには、就職活動中の学生だけではなく、
幼少の頃からモノ作りに興味を持ってもらうことが重要であると考え、
子ども向けのあらゆるイベントを開催し、SNSも積極的に発信されています。
また、建設ディレクターの育成にも早期から取り組まれており、
技術者の工事書類業務を請け負い、残業時間の削減にも成功されています。
香山組様の様々な取り組みに驚かれた方も多かったようで、
「参考になった」「建設ディレクターについてもっと知りたい」等、
アンケートでも好評でした。
次にご登壇いただいたのは、
鹿島建設株式会社 関西支店 新名神城陽工事事務所 所長の森田様です。
演題は「国内初となる災害現場における砂防堰堤自動化施工について」
2011年に発生した台風12号の上陸により
大規模な土砂災害が発生した紀伊半島大水害エリアの復旧のため
緊急対策工事となり、昼夜を問わずの整備が行われました。
施工した箇所が再崩落する等のトラブルに見舞われながら、
無人化遠隔操作施工を採用し、技術者の方の安全に留意し、
高品質を維持するテクノロジーには目を奪われました。
森田様は淡々と語られていましたが、驚きの連続で、
流していただいた施工動画は何度も見たくなるような技巧でした。
「大手ゼネコンの体験談を聞けて良かった」
「現場技術者、土木屋さんの生の声が聞けて満足できた」等、
アンケートでも喜びの声をいただきました。
受講者の皆様にとって、学びの場となったのであれば幸いです。
次回は第1回技術研修会の様子をお知らせします。
令和7年度もよろしくお願いいたします。